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赤いスイートピーB〜雪国
スペース
2006/11/30 02:10 POSTED



長い廊下を越え居間を抜けると、そこはまた廊下だった...これが『赤スイートピー』だ。
まるで川端康成の「雪国」の如し。

君たちはこの意味がわかるか?
教授は思慮深いですね〜、とよく言われるが、そうかもしれない。うん。
よし解説に行くぞ。
なにせ現役女子大生も俺を慕っているからな。

「春色の汽車に乗って〜」がAメロ
「なぜ知り合った日から半年過ぎても〜」がBメロ
「I will follow you〜」がサビ(Cメロ)だ。
通常の曲はここまででワンコーラスが終わる。
しかしこの曲はこの後に「心の岸辺に咲いた赤いスイートピー」というメロが入ってくる。
ここまででワンコーラスなんだ!
メロディーとしてはAメロだ。
つまりABCAという構成だ。
日本の歌謡曲には時折ある手法だが、そう多くはないぞ。

でもユーミンはこのパターンが非常に多いんだなあ。
今日からこれを『雪国式』と呼ぶことにする。



赤いスイートピーA〜ちと変わった間取り
スペース
2006/11/29 03:10 POSTED



『赤いスイートピー』の玄関と奥さんのことは分かったので、次に間取りを見てみよう。

曲には構成というものがある。
ジャズみたいなインストものは、構成よりも即興を重んじるのでめちゃくちゃだが、歌ものは4分の中に何らかの確かな構成がある。

石井のBe Myself!で言うと、「流行りすたり追いかけてりゃ〜」がAメロ。
「Do by myself〜」からがBメロ。
「さあ斬新な刷新で〜Be myself」までがサビ(Cメロ)だ。
以上がワンコーラス。
この構成を通称ABCパターンとか言うな。
家に例えるなら、玄関があり廊下があり、そして居間みたいなもんだ。
非常に落ち着く。

しかし『赤スイ』の間取りは、ちと変わってる。あ、字数が。。。



赤いスイートピー@〜シンプルで美しい玄関
スペース
2006/11/28 13:23 POSTED



イントロは家の玄関だ。
錆び付いた門やゴミだらけの入り口より、洒落た扉や掃除の行き届いた綺麗な玄関の方が誰だって良いわな。
これが音楽ではイントロなんだ。

『赤いスイートピー』は、まず玄関が美しい。
ドシドソ〜ド〜シ ドシドソ〜ド〜シ(移動ド)というフレーズでもうノックアウトだ。
我が家に来たお客をアッと言わせる美しさと爽やかさと大胆さがある!
和服の似合う麗しい、匂い立つうなじを持つ奥様が住んでるに決まってる。
シンプルで美しい玄関は良い。

シンプル...良い響きだな。

俺もそんな顔に生まれてきたかった。



松松松松
スペース
2006/11/27 00:15 POSTED



よし!今日からは怒涛の聖子ソング(by Kureta Karuho)解説感想噛み砕きコーナーに行こうかな。
名曲の真髄を1曲ずつ紐解いていこう。

まずは軽ちゃんが松松プロジェクトに手を染めた最初の曲『赤いスイートピー』。
あ、軽ちゃんも本名は松関係だから松松松プロジェクトとも言えるな。
いや待て。
アレンジのダンナも松系統だから松松松松プロジェクトか!
4松とは驚いたな〜ワハハハハ。

アラカルトの稽古も大詰めで疲れがたまってきたのか。
自虐的なハイ状態に入っております。m(..)m

もう字数が。。。
続きは明日だな。
4松だけに、四松に負えない終わり方。



松松の兄
スペース
2006/11/26 00:13 POSTED



シングルで言えば『白いパラソル(財津和夫さん作曲。かなり好き。)』から『天使のウインク(尾崎亜美さん作詞作曲!美味!)』の手前までの3年半、すべ〜〜〜〜て松本隆さんの作詞だ。
作曲家がユーミンでもトランク短井さんでも原田真二さんでも財津さんでも来生たかおさんでも細野晴臣さんでもお構いなし。
相手が誰でも作詞は松本隆さんだ。

これは凄いことだ。
ここまで大胆な人事は珍しい。
松田聖子さんの成功は彼が担っていたと言っても過言ではない。

きっと、レコード会社の超重要プロジェクト会議で「松田聖子と松本隆の松松コンビで社運を賭ける」と決まったのだろう。
一蓮托生だな。
でもそれだけ信頼され、そして結果を出した松松の兄、隆さんは素晴らしい。
天才だ。尊敬してる。



朝青龍・石井理論
スペース
2006/11/25 06:22 POSTED



メロディーも歌詞も金メダル級のユーミンに歌詞を発注しないというのは、朝青龍に上手投げは良いけど小手投げはするな!と言ってるようなものだ。

もったいない。

または石井一孝に、歌は歌って欲しいがトークはいらない!と言ってるようなもんだぞ。

あーもったいない。(-_-メ

聖子さんに書き下ろした呉田ソングの歌詞は”全て松本隆さん”だ。



驚くべきことに...
スペース
2006/11/24 00:58 POSTED



おい、きみたち、昨日の「女はビジュアル重視か」には他意はないぞ。
あくまで一般論なんだ。
それに俺はそういう分類には入らんぞ。
そりゃ多少良い具合かもしれないが、そもそも俺は面白系なんだから。

さて、昨日、ユーミンが曲の才能もさることながら歌詞の才能がグレートだと言った。
俺は彼女の歌詞が大好きだ。
迂闊にも泣いちゃったこともある。(/_;)/~~

しかし、しかしだ、驚くべきことに松田聖子ソングの軽穂曲で、軽穂さんは1曲も歌詞を書いていない.....



サウンドVSビジュアル!男女対決 )`ε´( 
スペース
2006/11/23 00:26 POSTED



ご存知のように呉田軽穂さん(松任谷由実さん)は稀代のメロディーメイカーであり、そして歴史に残るリリシストでもある。
彼女の紡ぐ言葉には魂があり、リアリティがあり、そして男心をくすぐる媚薬も入っている。
怪しい気持ちになるからな。
そう思わんか男子?

俺は曲を聴く時にまずメロディーとコードから入る。
曲の良し悪しはサウンドが握っていると言っても良い。
何故かは分からんがまず歌詞は聞こえてこない。
その俺でさえ軽穂さんの歌詞には耳を奪われる。
不思議だ。珍しいことだ。

俺の持論だが、男はメロディーとサウンド重視、女は歌詞重視じゃないか?
あ、それよりビジュアルの方が重視か。ヽ(゜▽、゜)ノ 
何でだろう?
俺の知人、友人、家族、隣人、ミュージシャンには95%くらいこの方程式が当てはまる。
なぜだ?



水星降日入賞!
スペース
2006/11/22 00:22 POSTED



発表!!
秀逸ネーム「水星降日」も緊急5位入賞にする!
おめでとう!
作者は名前と住所を速やかにレムTVのメールに送ってくれ。
賞品を送らせてもらうゆえ。

ああ何と清らかな字づら。
美しい。透明〜。
俺の理知的でいながらリズミカルなボケを振りかけたキャラには振出の方が合っている気がするが、俺の月光のように研ぎすまされたみずみずしい感性には降日の方がドンぴしゃとハマる。
よくぞ内面を見抜いてくれたねヾ( ´ー`) 
ということでまた名前が増えた。(^-^)/

ところで無頼庵暖寒はブライアン・ダンカンだぞ〜。
俺が世界一尊敬するシンガーの1人だ。
アルバムは15枚くらい出てる。
いつかブライアンについては死ぬほど語るつもり。待っててくれ。



奥深い視点のオレ
スペース
2006/11/21 01:00 POSTED



え″水星降日はフレディー大先生のことだったのか!
すまない、気づかなかった(〒_〒)。
神童と呼ばれた俺だが、小学校の頃から読解力だけは弱かった。

国語のテストで「太郎君はその時、次の1〜3のどの気持ちだったでしょう?」みたいなのがあるだろ?こういうのが苦手だった。
だって太郎が怒ってるのか、泣いてるのか、ざまあ見ろいいきみだと思ってるのかは何とも言えないと思わんか?
その時の太郎の虫のいどころもある。
天候に左右されることもあるだろう。
そんな奥深い視点を持って解答すると何故か間違えるのだ。
何故だ?

そんなわけで読解力不足だった。
気づきませんで申し訳ない。



鋭敏で艶やかな大人として
スペース
2006/11/20 01:50 POSTED



それにしても聖子ソングの中で、どうして呉田軽穂の曲が突出して素晴らしいと感じるのだろう、俺は。
何回聴いても別格に聞こえる。
もう振ちゃんはメロメロだ。

はっきり言って学生時代までは呉田さん(ユーミン)が苦手だった。
何故かのめり込めない世界感があったんだ。
でも年と共に鋭敏で艶やかな大人になったんだなあ。
客観的に分析できるような年頃になったんだと思う。
やはり呉タンはモンスターだ。
特に聖子さんに書いた曲が特別に素晴らしいと思うのは俺だけだろうか?



振出より
スペース
2006/11/19 00:34 POSTED



赤津崎教授が教えよう。
呉田軽穂は『くれたかるほ』と読むんだな、うん。
大女優のグレタ・ガルボをもじって作った芸名なんだな〜うん。
ダジャレみたいなもんなんだな〜。
多分ユーミンがグレちゃんのファンなんだろうな〜うん。

エドガー・アラン・ポーをもじった江戸川乱歩っていうのもあるし、やはり俺は振出魔急里しかないか。。。
それか捨美湾打、嬢痔舞蹴、無頼庵暖寒か。
いややはり時暗馬留男か(-”-;)



空高く突き抜けて
スペース
2006/11/18 04:53 POSTED



松田聖子さんのベスト盤を聴いていると、どの楽曲も信じられないほどよく出来ているということに気付く。
いや出来が良いなんてもんじゃない。
空高く突き抜けてるんだよ!
個人的にはグラミー賞レベルの曲のオンパレードだ。
聖子ちゃん担当のプロデューサーの手腕を強く感じる。

売れているアーティストにはやはり理由がある。
ルックスや運やタイミングも確かにある。
しかし楽曲のクオリティは全てを超えて一番重要だと思う。
30年後に聴いてもやっぱり良い曲!と感じられる曲を得たからこそ、松田聖子は今も特別なのだ。

辣腕ソングライターのコンペティションが繰り広げられていたんだな、あたかも。
その中でも格別に優れていたのが、ユーミンだと思う。
どの曲も素敵だが呉田軽穂の曲は神がかって素晴らしいと思う。



ああ呉田軽穂...
スペース
2006/11/17 01:48 POSTED



赤津崎です。(・ω・)/
さて選手権も終わったことだし、乱れている脳波にカツを入れて真面目に聖子ロードに戻ろう。な。

『制服』の呉田軽穂さんで特筆すべき点は、そのメロディーセンスと歌詞のリアリティだ。
一度聞いただけで耳から、心から、想い出から離れない曲はそう書けるものじゃない。

呉田さんの名曲に『あの頃のまま』がある。
ブレッド&バターのヒットナンバーだ。
中学生の頃知り合った曲なんだか、去年の夏にむしょうに聴きたくなってブレバタのベストを買った。
ヘビーローテーションしたなあ。
好きなんだ。とにかく好きなんだ。



仲間でいよう。
スペース
2006/11/16 01:31 POSTED



ルビーの輝きの如き珠玉のネーミング達。。。
どれも忘れ難いものばかりだ。
まるで家族のように愛おしい。
しかしこのクオリティーは、同時に君らの脳みそがいかにヘンテコなのかを証明している。
い、良いんだよ。。。
そのままヘンテコでいよう。
仲間でいよう。

さて選手権5位は....ビフテキ・デ・ゲバラ
(文句なしのヘンテコぶり。俺が生涯最後の食事選手権1位にビフテキを任命しているのを知っているとは。)

4位....騙下達郎
(言うことなし。このインチキなバッタもん炸裂なネーミング。作者の感性が零れてる。おめでとう。変人街道を突っ走ってくれ!)

さて3位....KOEEN
(ニューヨークでは、この名前を思い出しながらブロードウエイを闊歩していたぞ。字を見ている時より発音した方がニュアンスが伝わる逸品。秀逸
!)

いよいよ2位....スパニッシュ葛飾
(.........何なのこの、ヘンテコな名前は....どんな思考回路をお持ちなんだ、君は?レトロな木造日本家屋で、熱く燃えるような瞳をしたスパニッシュレディーが、一心不乱にフラメンコ番組を見ている。そんなエキゾチックな情景が見える。飛び散る汗。優雅な香り。実に良いねえ。って俺の名前か)

栄光の壱位にそびえ立つのは................赤津崎あい

saichang さん

おめでとうーーーーーーーーーー。
素晴らしい!
決め手は本当に使えそうだから!
どれも愛に溢れていたのだが、冷静になってみたらインチキ臭いものばかりだった。
いや、インチキなのは良いことなんだよ。
俺的には。
しかし、こういう実用的なそしてカッコいい響きの名前って憧れるんだな。
だって石井って平凡なんだもん。
ありがとう、saichang 。
名前を反転させるという『しんぶんし』の原則を使うとは、憎いね、この!
あなたは天才だ。

ありがとう。使わせてもらうよ。
ひとまず4th CDの中で絶対使う。
あ、この5つは今後の俺の人生のそこここで使わせてもらうぞ。
コメディアンに曲を提供する時はスパニッシュ葛飾とか、KOEENとかな。

エントリーの人も含めた君たちには脱帽だ。
どうなの、その脳髄の濁りっぷりは!
おみそれしやした。
きっと職場では「変わった人」「怪しい人」「できたら避けて通りたい人」の地位にいるんだろうな。(^ε^)♪
おめでとう!
5位までの各人、レムTVの
メールに名前と住所を報告してくれ!
ニューヨーク土産を送るゆえ。
1位は特別な物を送るぞ。



祝 特殊奇天烈面白芸名命名日本選手権大結果発表乃巻
スペース
2006/11/15 14:35 POSTED



長!
長いタイトルで始まりましたな。
みんな滝に打たれてるか?
さて11/15の部。
いよいよ待望の結果発表でござる。
石井は馬鹿だから選手権のことを忘れてるとお
思いのあなた!
残念!(σ・∀・)σ 
かなり忘却の小箱にしまわれそうだったんだが、
俺の責任感がそうさせなかったんだ。

それにしても、いろいろと心くすぐるネーミングがありやしたな。
今日は大賞エントリー作品を書き出して寝ることにする。
やっぱり延ばしたなとつっこみのあなた、この作業、見た目より結構大変なんよ。

穴露愚 命 
ディープ・パープリン
KOEEN
スパニッシュ葛飾
ビフテキ・デ・ゲバラ
素手マッチョ
みたまんま駄菓子
大江戸ボヘミアン
アフロ・デ・イーノ
カナリカタルカズ
フレンドリー・マーキュリー
赤津崎あい
高石いずか
騙下達郎

ふー。すごい。。。



美しく、よどみなく、エレガントに行こう
スペース
2006/11/14 01:06 POSTED



名曲『制服』の作者は呉田軽穂。
言わずと知れた松任谷由実さん、ユーミンだ。
これは大滝詠一さんにおけるトランク短井、泉見洋平クンにおける藤井孝浩と同じだ(同じなのか?)。
で、石井一孝はというと・・・?
はい、ここでニューヨーク前に募集した芸名選手権の発表に移ろう。

また自然に戻っちゃった。:*:・( ̄∀ ̄)・:*: 
どうなの、この美しく、よどみない、エレガントな司会進行ぶりは?
戻りたい場所に戻れない哀れな人々も多い中、俺は戻れちゃうんだなあ。
仕方ないな。

さて発表に行こうと思ったんだが、あまりにも力作が多い!
君たちは天才か?芸人か?
なぜ俺を悩ませる?
今晩1日考えさせてくれ。



制服
スペース
2006/11/13 02:22 POSTED



制服。。。
胸焦がす甘美な響き。
好きか嫌いかと聞かれたら、好きだ!
何を言ってるんだ俺は。
これじゃ変態みたいじゃないか!.....
まあ変態的な素養はそれなりにある。
深夜にポスト投函事件もあったしな。(T_T)

まあ変態の話は置いておいて、松田聖子さんの『制服』という曲は素晴らしい曲だ。
知らない人は青春の1ページに大きなダメージを負っていると思ってくれ!

この曲は俺が高校の時に流行っていた気がする。
シングルのB面曲じゃなかったかな?
これが良いんだ。
甘酸っぱいイタイケな少女の香がレコードの溝から溢れて.....いやこれも変態だな。
甘酸っぱいイタイケな少女のときめきと戸惑いがレコードの溝から溢れている。
うん、うまく言えた。



俺は小川のせせらぎ
スペース
2006/11/12 02:24 POSTED



今日は大学時代の同級生と4人で会ってきた。
みんな親友だ。
1人とは実に16年ぶりらしい。
え”?俺って卒業してからそんなにたってるの?
驚きで目がクラクラだ。
みんな、人生は短いぞ!
やりたいことはやっとけ!
欲しいCDは買っとけ!
今だ今!

それにしても心を分かち合える仲間といると自分が小川のせせらぎになった気がする。
体の中を澄んだ水が流れていき、ゆっくりと悠然とした、時をたゆたうような空気に包まれるからだ。
安心感だな。
これはそうないぞ。
ないよな?

学生時代というと思い出す曲がある。
松田聖子さんの『制服』だ。

う〜ん、上手い!自然に話を戻したぞ。
天才だな俺は。



ありがとう!
スペース
2006/11/11 00:44 POSTED



昨日の件が何のことかって言うとな、ニュー・レミゼを見た後でジョンとフレッドを訪ねて楽屋に行ったんだ。
そこでキャスト全員にジョンが「He is Japanese Valjean」と紹介してくれ、流れのままにジョンとディナーを食べに行ったんだ。
ただの食事会かと思ったので、サーモン・ステーキなどをパクパク大量に遠慮なく食べた。
後で判明したのだが、キャメロン・マッキントッシュ主催の初日パーティーだったのだ。(^o^;)
結局キャメロンにおごってもらったよ。
ワーイ。
まあ天文学的なRich manだから良いわな。

若くしなやかな歌唱力を持つヴァルジャン(27歳、見た目は45歳)。
黒人でもの凄く紳士的なベルベット・ヴォイスのジャヴェール。
誠実でクールでセクシーなアンジョルラス。
ハスキーヴォイスで愛情深いパナマ人ファンティーヌ。
柔らかく暖かい声と人柄が印象的なエポニーヌ。

みんなみんな頑張ってた。
彼らの晴れ渡る未来を遠い空から祈っている。
出逢えて本当に嬉しかった。
ありがとうジョン!
ありがとうレミゼラブル!
ありがとうニューヨーク!



優しい夜
スペース
2006/11/10 01:13 POSTED



それはブロード・ハースト劇場からほど近いお洒落なレストランだった。
同じテーブルには我が師ジョン・ケアード、ジョンの息子ナット、ファンティーヌ(初演のレントのミミ!なんとお母さんだそう)、アンジョルラス、エポニーヌ、コンブフェールたちがいた。
熱いステージを終えて、みんな瑞々しく輝いていた。

「カズ、日本語でレミゼの歌を歌ってくれないか?オン・マイ・オウンを!」とジョン。
「オーケーー」と俺。
「一人でも二人だわ......Sorry. I forgot the next lyrics...」
志なかばにして力尽きた俺。
俺の記憶力の悪さでは二人でも一人だな。

「ハハハ。オーライ。じゃあブリング・ヒム・ホームは覚えてるよね?」
「Sure!よし来た。任せなさい。 神よ〜我が主よ〜 祈りを聞かせたまえ〜 若い〜彼を〜救い給え〜家へ〜帰して下さい〜...」
「Oh beautiful voice...So fantastic!Really nice!」
みんなから嬉しい言葉が相次いだ。
ジョンはニヤニヤ俺を見ていた。

心が触れ合い、暖かい空気が流れた。
同じ作品を愛する仲間だけが持つ連帯感。
「やはり本物は見る目があるな」俺は思った。
( ̄ー ̄)
続きは明日。

とても寒いけど優しい夜だった。



石井は見た!ニュー・レミゼラブルの真実L
スペース
2006/11/09 01:23 POSTED



長く厳しいニュー・レミゼ探索の日々だったが、今日で全13回のシリーズは終了だ。
奇しくもゴルゴ・ナンバーと同じ数字で終わる。
嬉しい。

最後にまたまたビックリ仰天ポイントを伝えよう。
これはみんな意外に腰抜かすかもしれんぞ。
さてレミゼラブルは役者が何役も兼ねるところが特徴なのは、みなさんご存知ですわな。
例えば昔俺がやっていた好感度溢れるナイスな好青年マリウスは、マリウス以外に囚人、治安官や裁判官など8役を演じている。
コンブフェールはスケベな工場長、グランテールはバマタボア、と相場は決まっていた。

ところがだ。
誰が何の役をやるのかが大幅に変わったんだよ。
これもホエー・ポイント(-_-メ だな。
よし、変更があった大きなパートを書いてみるぞ。
( )の中は従来のバージョン。

◆復活した小さな宿屋の店主:グランテール(プルヴェール/え?美形なオヤジ?不埒な女性客でいっぱいだな)
◆司教様:クラクス(レーグル/マジ?林アキラさんを筆頭とした黄金のラインが強盗団の手に。。。)
◆治安官:レーグル&バベ(クラクス&バベ)
◆スケベな工場長:クールフェラック(コンブフェール/なんか意外!)
◆ラブリー・レイディ冒頭の水兵:ジョリ/ブリジョン/レーグル(ジョリ/ブリジョン/フイイ)
◆赤線ヒモ:モンパルナス(クラクス)
◆バマタボア:コンブフェール(ドヒャー!来たー!これは失神者続出だな。どうよ?)
◆馬車にひかれる男フォーシュルバン:バベ(クラクス)
◆ヴァルジャンと間違えられて逮捕される男シャンマティユ:クールフェラック(ブリジョン)

果たしてみなさん、鼻息が荒くなってるんじゃないの?
20年積み上げた常識を根底から覆すスットコドッコイな荒技だとお思いでしょうが、この人事、じつに意義深いことなのだ。
楽屋で話したコンブフェール役の方に聞き出したのだが『数年前のカットバージョン以来、役の大きさの均衡が崩れてしまったので、どの役も平等に目立たせるためにジョンが決めた』とのこと。

おーーーーーなるほど!どうだろう?
これは素晴らしい英断じゃないか。
”全員がアンサンブル”というレミゼラブルの不文律がある。
初心に戻り基本に立ち返ったジョンの決断は、役者一人一人によりやる気を出させる意味でも歓迎したい。



石井は見た!ニュー・レミゼラブルの真実K
スペース
2006/11/08 01:14 POSTED



聖子シリーズはいずこへ?
ああもう、早く郷愁を誘う甘美な歌謡曲の世界に戻りたい。
しかしもう2〜3日だけ怒涛の情熱マニアック演劇コラムにお付き合い下さいませ。

さて今日の報告は今まで隠してたテナルディエ!(☆o☆)

いやあんたもー素晴らしいの素晴らしくないのって内臓がでんぐり返しの気分よ!
あらやだオバサン出ちゃった!てな感じだ。
プロデューサーズでトニー賞を取ったらしいこのテナちゃんは紛れもなく本物だった。

インチキ臭さ。
コメディセンス。
悪人魂。
親しみやすさ。
圧倒的な華。
歌唱力。
そして究極は演技力。
7拍子くらい揃っていたよこのオヤジ。
プロデューサーズでの評価の表れか、この人が出てくるだけで場内大歓声だ。
観客を腹を抱えて笑わせる実力をまざまざと見せつけられた。
理想のテナちゃんだった。

特に面白くて覚えているのは、ベガー・シーン?で、”コゼット”のことを”コレット”と呼んでしまうところ。
すぐさまマダムに『コゼット!だ』と突っ込まれるんだが、このコゼットの名前さえ覚えていないボケっぷりと愛の無さっぷりが絶妙に表現されていた。感心した。

役者として嫉妬心を覚える名演技に出会えた喜びに乾杯!



石井は見た!ニュー・レミゼラブルの真実J
スペース
2006/11/07 01:11 POSTED



流しのモデルとなったグランテールが、学生達の伴奏をし、自分のセリフの時は弾き語りをしている絵は、長くレミゼラブルに携わっている俺には本当に衝撃的だった。
ほー、はー、え”ーと忙しくリアクションしながら食い入るように見入った。

動きは日本と基本的に一緒だ。
弾いていたギターをどこから持ち出したのかは残念ながら覚えていないが、とにかく流麗につま弾いていた(もちろんギターを弾いている時は酒瓶を持っていなかった)。
ジョンに確認したが、彼は本当に弾いているとのこと。
アンジョルラスとの酒瓶のやり取りは無くなっていた。

グランテールが何故ギターを?
絵的には素晴らしいが、正直言って解釈として戸惑いはある。
しかし他の学生と違って革命をするつもりがない男、という側面をクローズアップしたのではないか。
ある種のロマンティストである側面と、学生達や緊迫した社会に対するアンチテーゼを。

それにしてもグランテールが美形だから思いついた演出なのか?
ガテンな指の太い、唇の厚い男でもギターを弾かせたのか?
そこが重要だ。

ジョンの天才的な閃きは、長年レミゼを愛している者に波紋を投げかけ、新しい川の流れを作りだそうとしている。



石井は見た!ニュー・レミゼラブルの真実I
スペース
2006/11/06 00:08 POSTED



ジョンの新演出で最もぶっ飛んだのがドリンク・ウイズ・ミーだ。どのくらい凄いショックかと言うと、ストロベリー・ヨーグルト・ドリンクを買って飲んでみたら、中身がドクター・ペッパーだったくらいだな。そのくらいのサプライズだ。みんな分かるか?この恐ろしい凄さが。


まあ例え話は置いておいて本題に行くか。(-”-;)今日の主役はグランテールだ。ニュー・レミゼのグランははっきり言って絶世の美男子だった。身長190センチ、金髪、顔が小さくて9.5等身くらいの完全なるモデル顔。間違いなくマリウスよりカッコ良かった。ヴィジュアル好きな女子達は鼻血ブーで血の海だ。さらに美声!マリウス、アンジョルラスに負けず劣らず甘く優しい声を持っていたから手に負えない。


このミスター・モデルがフォークギターを弾きながら『過ぎた日に乾杯〜。死も恐れぬか?』と歌うのだ。70年代フォーク喫茶に迷い込んだ気分だった。この美形の流しの青年に倒錯の逃避行を持ちかけられたら、逡巡してしまいそうな危ない演出だった。(・_・)...? 明日に続く。



石井は見た!ニュー・レミゼラブルの真実H
スペース
2006/11/05 01:35 POSTED



みんなの書き込みを見ているととても楽しい。シーンごとにいろいろな感じ方があるんだな。だから芝居はやめられないんだ、演じる方も観る方も。

観る方の話だが、信頼しているファンの女性で「今年になって観た芝居やライブなどエンターテインメントの本数が150本を越えた」と報告して来た方がいる。え?マジっすか?2日に1回?世の中には凄腕の人がいるなと思った。何の分野でも人より上に立つってことは偉大だぞ。まさかこれ以上の人はいないよな?ちなみに俺が今年になって中古レコード屋に行った回数は100〜150回くらいかな。想像だけど。買った枚数は2000くらいか。負けてないし。(T_T)


さてニュー・レミゼ。今日は『ドリンク・ウイズ・ミー』(過ぎた日に乾杯〜のところ)のシーンで繰り広げられた信じがたい光景を話そうと思ったが、字数がいっぱいになったので明日にする。この冬最大の衝撃があなたを襲う。心を落ち着けて明日覗きに来てくれ!



石井は見た!ニュー・レミゼラブルの真実G
スペース
2006/11/04 06:31 POSTED



ニューヨークから帰って来てジョンとフレッドにお礼のメールを書いたのだが、昨日2人から嬉しい返信が来た。プレビューが始まってから、当然のことだが、いろいろな手直しや変更を重ねているとのこと。クロード・ミッシェルとアラン・ブーブリルも(新作Pirate Queen をシカゴで試演し始めたらしい。めちゃ見たいんですけど)ニューヨークに合流して新たな指示を加えているそう。初日には結構変わっているかもしれないね。

ジョンは「新しいことをやろうとしているので試行錯誤があるが、キャストとスタッフを信じて今日より明日の方が良くなるように頑張っている」と書いてあった。その後にこう書いてあったのが印象的で、俺は嬉しくなった。これぞジョン!だなと思った。

It will be what it will be!


ジョンは俺に似て、前向きで自然体のイカしたジェントルマンだ。



石井は見た!ニューレミゼラブルの真実F
スペース
2006/11/03 00:28 POSTED



2003年の時に「命を捨ててマリウスを守り弾を取りに行こうとするヴァルジャンを、敬意を持って行かせてくれ」という演出を、ジョンがアンジョルラスにつけた。マリウス時代にそんな空気でその場にいたことがなかったので、もの凄く驚いたことを今も覚えている。しかしこの演出こそがジョンの言いたいことなのかもしれないと、今回のニュー・レミゼラブルを見てついに感じ取った。

アンジョルラスの革命に対する情熱と信念は、日本人が思っている美意識や理想より頑なで鮮烈で現実的なのだ。ヴァルジャンが逃がさなかったら間違いなくアンジョルラスはジャヴェールを処刑していたからな。革命の重さそして命の儚さを、ジョンは美しい夢物語にしたくないのだ。現実の醜さと狂気を観客に投げつけたかったのだ。ガブローシュの即死にしてもそうだ。命の灯火が神に吹き消される瞬間は、時に音もなく前ぶれもなくやってくる。ジョンのリアリズムの追求は、残酷なほど生々しい。



石井は見た!ニュー・レミゼラブルの真実E
スペース
2006/11/02 01:12 POSTED



俳優や歌手を生業にしていると、いろいろな方から手紙を頂く。
レミゼラブルの様な歴史のある作品を演じている時はなおさらだ。
思い入れのある意見が多いわな。
なる程!という鋭い洞察力を持った参考になる手紙をもらったりすると、思わず嬉しくなり、さっさと演技プランに取り入れることにしている。
役者とは泥棒の別名だな。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

レミゼのバリケードでガブローシュ絶命の直前、マリウスがアンジョルラスに”弾が足りないなら僕が弾を取ってくる”と決意し宣言するシーンがあるだろ。
ここに関してこんな手紙をもらったことがある。
「ヴァルジャンが身を挺してマリウスを止めている時に、アンジョルラスがヴァルジャンを引き止めないのはおかしい。マリウス同様、行かせないという配慮が必要ではないか」
うん、日本人の感性からすると俺も同感だ。

しかしこのシーンのジョンの演出は2003年の日本の演出と全く変わっていない。
ヴァルジャンに「ありがとう。ではあなたが行って下さい」と任せるのだ。



石井は見た!ニュー・レミゼラブルの真実D
スペース
2006/11/01 06:20 POSTED



だいぶ新生レミゼに対して妄想がふくらんで来た人も多いんじゃないか?
よし、面白くなってきたところで、大ネタを行くぞ。

ガブローシュ
(いやあ素晴らしかった。小学校時代の俺のように愛らしくて憎らしくてすばしっこくて生命力に溢れてた(・ω・)/そして芝居が上手く華がある。将来はマリウスかアンジョルラスに決定だな。)
が撃たれて死ぬシーン。

はっきり言って『ガブちゃん、死なないで!政府軍の皆さん、彼だけは殺さないで下さい』とこっそりお願いしたいくらい可愛かったガブローシュの死に様。
ここも変わっていたよ!

なんと、バリケードの向こう側に飛び降りた後で彼が歌うメロディーが違っていた。
従来は『チビ犬でも戦えるぞ〜』という軽やかな旋律がこのシーンのテーマだったが、ニュー・ヴァージョンでは『オイラの名はガブローシュ どうでい調子は〜』のメロディーと共に散っていくのだ。
(歌詞はその歌詞だったか定かではないが。)

あれ?このメロディーなの?と度肝を抜かれた。
しかし考えてみれば勇ましいベガー・シーンの登場のテーマだし、戦士として革命に参加したガブローシュとしてはこの曲の方が統一感も臨場感もあるかもしれない。
?と耳を疑ったが、なるほど!の変更かもな。

さらにもう一つ驚いたのが、日本では銃で撃たれて3秒くらい粘って死ぬだろ?
これが撃たれるや否や倒れて死んだのだ。
即死だ。
現実とはドラマを産む瞬間さえ与えないもの。

ジョンのメッセージを心に深く受け止めた。











プロフィール
石井一孝
ミュージカルを中心として、舞台で活躍する異色のミュージシャン。
大のAORマニアでもある彼が、心に秘めた情熱を解き放つ。

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