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第10回 最終回スペシャル〜! AORウラ話をオムニバスで

2007.10.16 POSTED

Boz Scaggs  と言うわけで、最終回となる今回は、インタヴューやプライヴェートで体験した、AOR系アーティストの素顔、これをダイジェストでお伝えしましょう(もちろん、掲載しても問題ない事しか書きません。いつか、本音の裏ヴァージョン、書いてみたいです....)。
まずは大御所編。

◆ボズ・スキャッグス:
もう10年以上前にインタヴューしたっきりですが、本当にジェントルな方でした。悪く言う人はほとんど居ないのでは?

◆マイケル・フランクス:
こちらも、久しくお話しさせて頂いていませんが、超好い人。しかも、本物のヘルシー志向、自然派アーティスト。

◆ボビー・コールドウェル:
女性に非常に優しく、バック・ステージで女性を見つけると「ここにお座り。なんか飲むかい?」とケータリング・ボックスから何かを差し出そうとする気配り系です。

◆マイケル・マクドナルド:
これまた好い人。温かくて、大好きです。一時期、15kgくらいダイエットしていましたが(2000年代初頭)、カロリー・ウォッチャーという表を見ながら忠実に食事制限をしていた結果だと語っていました。

◆クリストファー・クロス:
結構、神経質な人だと思います。取材したり、電話インタヴューの時とかはもの凄く好い人でしたが、ライヴの終演後など、1人籠ることも少なくないような....

◆ジノ・ヴァネリ:
本物のアーティストです。羽目を外す姿が想像出来ない、とにかく完璧主義者。非常に優しい人ですが、何回会っても緊張する唯一の人、ですね、私にとって。彼が住んでいるポートランドまで追い掛けて(?)行き、スタジオとかを見学させてもらったのが今でも最高の想い出になっています。また会いたいですね.... そろそろ。

◆デヴィッド・フォスター:
スゴイ人です、何から何まで。器がデカイ。ただ、あまりにビッグになり過ぎて、周りの取り巻きが、彼を必要以上のV.I.P.にしてしまった、という感じでしょうか? ご本人自体は至って自然に振る舞っていますが。

◆スティーヴ・ルカサー:
ロックン・ローラーですね、本物の。でも、以前のようなアブサンをグヮ〜ッと飲んでへべれけに....といったことはもうほとんど無いとか。お子さんが誕生してから(もう随分と前ですが)、人生に対する考え方が変わった、と言っています。

◆スティーヴン・ビショップ:
変わった方です。取材の時などもわざと? 靴下の右と左を違うのに替えてみたり、真面目な質問にもおどけて答えたり。音楽自体はピュアーなものも多いのですが....やはりアクター、コメディアン的なキャラクターも備えているのでしょうね、常に。

◆エリック・カルメン:
1997年だったか、クリーヴランドの彼のスタジオまで取材に行けたのですが、その時、日本からジャーナリストが来るっていうんで、かなり緊張したらしく、それをほぐすために、近くの寿司バーか何処かで日本酒をグァ〜っと。お陰で、顔が真っ赤になり、撮影が上手く行きませんでした(笑)。でも、その場でかなり打ち解けたので、翌日の昼、寿司バー&酒をご一緒させて頂きました。憧れの大スターだっただけに、素顔が垣間見れて本当に光栄でした。

◆ランディ・ヴァン・ウォーマー:
この人は本当にピュアー&イノセントな素晴らしい方でした。ナッシュヴィルのお住まいにもお邪魔させて頂きましたし。家の裏から眺める大自然の光景、今でも忘れられません。

◆ランディ・グッドラム:
ナッシュヴィルの大自然、と言えばこの方もまさにそれ。1994年に自宅でやらせて頂いたインタヴューは鳥のさえずりが入りまくりの、ナチュラル度100%。2006年の秋にも久しぶりにお会いしましたが、本当に穏やかな人ですね。

◆ケニー・ランキン:
確固たる自分を持っている、ある種、頑固オヤジに近い印象を受けました、インタヴューでは。日本の某社がリイシューした初期の2枚(Mercury)を真剣に怒ってました、アーティストに無断でけしからん、と。再発から何年も経過した後なのに。なので日本のレコード会社とは仕事がしたくない、とはっきり口にする人です。

◆ネッド・ドヒニー:
サーフィンをしながらカリフォルニアの生活を満喫、というよりは、若干、内向的な感じも....。とは言え、取材には協力してくれますし、その際、いきなりアコギで新曲を披露してくれたり、なんてこともありました。もちろん、その間、「テープ・レコーダーは止めてくれよ」、ですが。

◆ウォルター・アファナシエフ:
それと全く逆だったのがウォルターさん。「僕はクラシックの影響を多分に受けていて....特に、ラフマニノフの....それを実際に弾いてみせるからピアノの所に移動しよう。あ、もちろん、テープ・レコーダーは持ってきてね」。そのカセット・テープ、今でも、宝物です。

◆エリック・タッグ:
仲の良いミュージシャンはたくさん居ますが、家に泊めて頂いたのはタッグさんだけ。これまた好い最高に人です、奥様も含めて。セキュラーよりもクリスチャンとしての仕事を優先するがあまり、全然、戻って来てはくれないのですが....。あれだけの声の持ち主ですが、1997年だったかに来日し、業界向けにコンヴェンション・ライヴを行った際の緊張ぶりは今でも忘れられません。目の前で見ていた私まで緊張しちゃったくらいですから。

◆ローレン・ウッド:
最高のオネエさんです。若干、変わり者かもしれませんが、私とは妙にウマが合います、ネギが嫌い、という共通項もありますし。また、会いたいですねー、いつか。

◆マイケル・オマーティアン:
もう、7年もご無沙汰していますが、本当に、可愛がって頂いてます、このファミリーからは。奥様のことを”ハニー”、と呼ぶのは凄く自然ですが、娘さんのこと
を”エンジェル”、と呼んでいたのが、えらく感動的でした。ナッシュヴィルのご自宅兼スタジオには2度ほどお邪魔させて頂きましたが、野球、バスケット・ボール他、とにかくスポーツ好きで、とあるトラックダウンの時もスタジオのモニターでメジャー・リーグの試合をかけながら仕事をしていました。ま、リラックス出来て好いのでしょうね。

<クール・サウンド編>
◆クリス・クリスチャン:
昔からレーベル・オーナーでもあったりした関係で、常にビジネスのことを気に掛ける人ですが、しかし、「トシ、日本でしか売っていないエアプレイのCDを送ってくれないか? 大ファンなんだ!」とリクエストしてくるほど、今なお純粋な音楽ファンであり続けます。

◆ブルース・ガイチ:
メールのレスポンスの早さは、私の周りのアーティストの中でもピカ一! 1993年12月、かつてのリチャード・マークス宅で彼に話しかけなかったら、私のAORライフはかなり違ったものに(地味なものに)なっていたでしょう。心から感謝!な方です。人柄の好さは本当に最高! あ、そうでした、昔、リチャード・マークスのバックで来日した際に2人で食事をしたのですが、締めの一杯、として、ANAホテルの上層階のラウンジで某ブランデーをご馳走になったのですが、美味しかったので、「お代わりして好い?」とねだり(食事会は中田持ち、バーはブルースの驕り)、最初は吃驚したブルースですが、結局2人してお代わり。都合4杯のお値段が¥80,000だったのは、今でも忘れません。年代物のナポレオン、本当に美味しかったです! でも、その代金をブルースが自腹で払ってくれたのか、それとも、某レコード会社にチャージしたのか....God only knows、です。

◆ランス・ジョー:
ジェイさん、ブルース、そしてこのランス、がおそらく中田の3大マブダチ、でしょう。毎年日本にやって来るフリークで、しかも、食べに行くレストラン、というか、居酒屋や焼き肉食べ放題、もほとんど毎回一緒、という非冒険派、です。基本的には鶏肉しか食べない人で、寿司などもっての他。人生の楽しみの半分を損してますね(笑)。

◆デヴィッド・パック:
敬虔なクリスチャンなので、時として考え方が中田の英語力、理解力では付いていけない場合がありますが、基本的にはとても好い方。で、かなりナイーヴ、ですね、ある意味、傷つき易い。

◆デヴィッド・ラズリー:個性派です、かなりの。アイデア豊富、でも、超奇抜。私は家にお邪魔したことは無いのですが、そこに行かれた人の話しだと、大変なことになっていたそうです(笑)。

◆マイケル・センベロ:
以前に取材させて頂いた(1990年代前半に2度)際は、かなり、いっちゃった人だな〜、と吃驚しましたが、でも、2000年以降に会ったりメールしたり、では、全く変わった部分を感じませんでした。おそらく、下界に戻って来た、のでしょう、あちらの世界から(笑)。

とまあ、思いつくままに書かせて戴きましたが、これらは本当に何十分の一。また、いつか機会がございましたら、本音編、で、登場させて頂きたいです。
お読み頂きました方々、本当にありがとうございました!

中田利樹

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プロフィール
中田利樹
AORに人生を捧げ、音楽ライター、FM-DJ、そしてAOR専門レーベル“COOL SOUND”オーナーとして名盤及び貴重盤のCD化で活躍中。


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