ドナルド・フェイゲン / ナイトフライ
2007.07.04 POSTED
変人らしいよ、この男。そうだよなあ、顔からして苦い顔だもんな。口なんて歪んでるし。辛口っぽいし、変態的にうるさそうだな、おい。いきなり罵詈雑言(笑)から入ったが、この男、とんでもない天才だぞ。第2回目のジノ・ヴァネリの時と同様「ミュージシャンから尊敬されるミュージシャン」の代表、それがドナルド・フェイゲン様でござい!
西洋ポップス史上最も斬新で最も玄人受けする(売れたので素人にも受けたがな)バンド『スティーリー・ダン』を解散して、さっさと作ったのが、この「ナイトフライ」。
世界中で、音響さんがサウンド・チェックをする時にこのアルバムを使う可能性が最も高い、という話を聞いたことがある。そう。ハッキリ言って死ぬほど音が良い。俺も人生で数万枚のアルバムを聴いて来たが、1、2を争う音のクオリティだ。
無駄な音が一切なく、楽器の音が突き抜けるように澄み切っている。全ての音が全部簡単に聞き取れるのだ。クールで大人でそして優しい。
もちろん曲が素晴らしいのなんの、25年以上たっても全く古くない。いやむしろ新しい。信じられんよ。名曲の玉手箱と言っても良い。このアルバムの魅力が陰ることは1000年たっても無い。断言する。
アメリカで一番上手いミュージシャンが一世一代の音を奏でていることも素晴らしさの理由だし、エリオット・シャイナーの卓越したミックス技術も大いに関係あるだろう。しかしやはりフェイゲンの音楽に対する執念と天才が、この歴史に残る名盤を創りたもうたのだ。
コメント
誰調?
石井さんの文章って、ホント、面白いですねぇ〜。
>ドナルド・フェイゲン様でござい!
お江戸の瓦版かよ
と思いつつ読み進めると
>この歴史に残る名盤を創りたもうたのだ。
〆は宗教家かよ(笑)
でも、すごくスゴイ人なんだな。
すんごいアルバムなんだなってことはとても良く伝わってきます。
CDは、昔、どっかで石井さんがススメていた時購入したので聞いてみますが、もしかしてレコードのほうが音のスゴさがわかるのかしら…。
hamapi 2007.07.04 POSTED
ホント新しい音
私の夏の夜のドライブの定番です。「I・G・Y」のイントロのシンセから、ラストの曲まで都会の夜のムード満点ですね。ニ割増しでハンサムになったような気分に浸れます。ラリーカールトンいいですね!
ジャケットも渋いですし、ちょこっと見えるソニー・ロリンズの「コンテンポラリー・リーダーズ」も好きなアルバムなのでニンマリです。
ところで、石井さんはCDとアナログの音ではどちらがお好きですか?私はアナログの方が音に臨場感立体感があって好きなのですが・・・。
愛のコリーダ 2007.07.04 POSTED
やはり
アナログの方が好きですね。立体感はだんぜんアナログの方が上ですな。さらに日本盤よりアメリカ盤のほうが音が良いです。太いしくっきりしている。でも帯コレクターなので、LPもどうしても日本盤を買ってしまうのです。困ったもんです。
石井です 2007.07.06 POSTED
ご回答ありがとうございます!
石井さんご回答ありがとうございます!「太いしくっきり」すごく感覚的に分かりますわかります。ジョン・ヴァレンティ「ANYTHING YOU WANT」未開封状態で買った輸入LPが家にあるんですが、昨年ついにCD化された際即購入し、ヘッドフォン着けてアナログとCD両方交互に聴きくらべたところ、明らかにアナログの方が音がくっきり分離していて、厚みがありました。ジャケットもアナログの方が眼力が強いような気さえしました(気のせいです)。
「帯の魅力」。私は日本版LPも和服女性も「帯は脱がせたほうがいい」と思っているのであまり分かりません。その辺りまた熱く語って頂けると参考になりますです。
愛のコリーダ 2007.07.06 POSTED
なるほど〜
え〜・・・。洋楽には全く疎いまま育ってきたので^^;、こちらのコラムにて”へぇ〜っ”と勉強させていただいております。
根本的なコトに気付いておりませんでした。帯は日本版のみなんですか?・・・というお話をどかこで聞いたような気もしますが・・・。石井さんのコレクターっぷりには、感動すら覚えます・・・。
saichang 2007.07.11 POSTED
ドナルド・フェイゲンナイトフライ


